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中国の複数メディアによる先月末、貴州省にある鍾乳洞で足元に立っていた鍾乳石を蹴り人為的に折られる被害があったと報じています。

中国の複数メディアによると2017年5月29日、中国貴州省にある鍾乳洞『潜竜洞』で男性観光客の1人が足元にある鍾乳石に数回蹴りを入れ折れる被害があったと報じています。

男子连踹三脚 数万年钟乳石毁了 | 东方网 | 马来西亚东方日报



东方日报によると監視カメラにより撮影されたのは腕時計をした中年男性が足元にある約50cmの鍾乳石に蹴りを入れている姿で3度蹴りで折れてしまったといいます。折れた長さは30cmとされ、ここまで成長するには数万年分前後の時間がかかるとのことです。

他の中国メディアによると潜竜洞を管理している組織は既に警察に通報したと話しており、犯人の行方を追っているとのことです。中国では泰山地下大裂谷にある同じく鍾乳石が折られるなど各地で被害が発生していました。

中国ではこのような非常識な観光客を罰するため2015年に旅行客非文明行為記録管理暫定法が施行され、これに抵触した場合は最大で10年間長距離を移動する公共交通チケットが発行できなくなる他、出国や銀行融資も制限されるなど社会的制裁が行なわれています。