ロシアの宇宙関連のニュースサイトによると、NASAが深宇宙探査プログラム「NextSTEP」として月の近くの居住区(小型宇宙ステーション)「ディープ・スペース・ゲートウェイ(DSG)」を建設すると計画していたことについて、NASA諮問委員会が建設計画を承認したと報じています。

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NextSTEP計画の最終的な目標は有人火星探査計画の中継基地という位置づけで建設されるものでさらに乗員6名という有人惑星探査機『ディープ・スペース・トランスポート』を開発、これを使用し有人火星探査を実施します。



今年5月にNASAが発表した計画によるとディープスペースゲートウェイは来年2018年から2026年に4回の打ち上げを実施し完成させます。2027年以降は有人のオリオン宇宙船をドッキングし1年あまりの長期滞在を実施。合わせて有人惑星探査機ディープスペーストランスポートを打ち上げドッキングし2030年以降の有人火星探査計画に備えるとしています。

有人火星探査はこのディープ・スペース・トランスポートが使用されます。有人火星探査からの帰還についても一度ディープ・スペース・ゲートウェイを中継し、オリオン宇宙船に乗り込み地球に帰還するという方向になるものと考えられます。



これに伴い小惑星を月に近い軌道に持ち帰り有人探査を行なったあと地球にサンプルを持ち帰るという小惑星サンプルリターン計画は廃案になったとしており、代わりに月軌道にディープ・スペース・ゲートウェイを建設する方向で決定となったとのことです。