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主にアニメや映画などの登場人物の服装を着て楽しむコスプレ。この手のイベントは中国でも行われているのですが、先日日本風のコスプレイヤーに対し中国の国旗が付いた軍服コスプレイヤーが土下座している写真が出回り中国人民解放軍の機関紙が行動を批判する内容を掲載したと報じられてます。

2017年6月12日、解放軍報は中国のアニメ関連イベントに出現した軍服姿のコスプレイヤーを批判する評論文章を掲載した。

5月下旬にネット上である写真が拡散し、多くの人の怒りを買った。その写真はあるアニメ関連イベントを撮影したもので、肩に中国国旗が付いている迷彩服を着たコスプレイヤー2人が、日本風の格好をした少女のコスプレイヤーにひざまずく様子が写っていた。

Record China
これは最近中国で行なわれたアニメ関連のイベントで『ご注文はうさぎですか?』の登場人物チノのキャラクターに扮した人物(中国人コスプレイヤーと考えられる)に対し、「UN(国連平和維持軍)」の文字が入ったベレー帽を着用しさらに中国国旗の軍服姿のコスプレイヤー2人が土下座した写真について中国共産党中央軍事委員会の機関紙が問題視しているというものです。

▼問題の写真
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記事によると解放軍報は、
「いかなるショーであっても、越えてはいけないラインというものがある。この2人の行為はもはや軍装に対する冒とくであり、軍人に対する不敬だ。軍装は軍人の皮膚であり、忠誠や奉仕、堅忍さや勇敢さを示すもの。それが冒とくされるようなことがあってはならない。軍装をおもちゃや道具と考える者には、早晩懲罰を受ける日が来るだろうということを忠告するべきだ。価値観が多様化するほど、守るべきところは守らなければならない。軍装を身に着ける者は実際の行動で示す必要があるのだ」
などと主張しています。

まず、日本風キャラクターに土下座したことに対して怒り心頭なのかと思いきや解放軍報を読む限りでは国旗を付けた軍服姿でこのような行動をとったこと、写真が撮影された日が国際平和維持軍の日であったことに関連し国際平和維持軍を侮辱する行為だと批判しているという印象を受けます。
また解放軍報によると軍服管理規定というものがあり実際に使用される軍服が違法に製造されるなどし一部の人間が利益を得ている問題、違法な軍服を着て身分を偽るという問題があるとしています。規則では軍服の貸し借りや販売が禁止されており仮にコスプレイの服装であったとしても抵触する行為としています。

ちなみに今回撮影された土下座するという行為については日本を含め中国もアイドルやアニメキャラクターに対して特に街中で行う行為が確認されており今回もその1つであると考えられます。行為自体は「感激の余りそのような行動をとってしまう」という一種の流行りの1つで謝罪や請願という意味はありません。

人々を土下座させるラブライブ 中国、韓国でも : ZAPZAP!