
宇宙国家を築き上げると宣言しているのはオーストリア、ウィーンに本拠地を置くAIRCという組織です。これはアニメや映画のタイトルに登場しそうな『アスガルディア』という国家になるのですが、まずは個人情報の入った人工衛星の打ち上げを今年行うと発表しているそうです。
「初の宇宙国家」を自称し、地球全土から移民希望者を絶賛募集中の団体「アスガルディア」が、2016年後半に最初の"領土"とでもいうべき極小の人工衛星Asgardia-1を打ち上げると宣言しました。引用先を読んだところで彼らが一体何をしようとしているのかイマイチぴんとこないという方も多いと思うのですが、要は将来的に宇宙空間に宇宙ステーションのようなものを作り、独立国家を築き上げるというものです。
アスガルディアは、ロシアの軍事企業アルマズ・アンテイの元CEOで、UNESCO宇宙科学委員会の議長も務めるロシア人科学者Igor Ashurbeyliを指導者とする組織。Ashurbeyli氏がオーストリア・ウィーンに設立した航空宇宙国際研究センター(AIRC)にて、2013年に建国計画を発表しました。
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その手始めとして今回は小型の人工衛星『Asgardia-1』に150万人分のデジタルデータ(名前やメールアドレスといった個人情報)や国家や国旗のデータを保存したものを打ち上げるというものです。
「これに何の意味があるのか?」と誰もが思ってしまうのですが、引用先によると「仮想的な形式で宇宙へ国民を連れて行くことで、新宇宙時代の幕開けを告げる」などと説明しており、要は宇宙国家の思想をまずは形として打ち上げるという意味があるものと考えられます。

こちらの画像は同団体が構想する宇宙国家アスガルディア(宇宙ステーション)。先端下部に宇宙遊泳を行っている人が見えるのですが、非常に巨大な建造物となる『予定』です。

もちろんこのような巨大施設を作り維持する技術は現代の人類には無いのですが、同団体の代表イーゴリ・アシュルベイリ氏は「私たちは、遠い未来に宇宙での定住を可能にする基礎を敷いているのです」と過去に話しています。
記事にも書かれているようにアシュルベイリ氏はロシアの防空ミサイル製造会社で知られるアルマズ・アンテイの元CEOとのことです。
