株式会社 Aiming(エイミング)が開発したスマホゲーム『ログレス』こと『剣と魔法のログレス いにしえの女神』で同社の契約社員がプレイヤーのアカウントを盗み、売却していたとして逮捕されたと報じられています。
スマートフォン向けオンラインゲーム「剣と魔法のログレス いにしえの女神」のアカウント(利用権限)を不正に入手し、販売して現金をだまし取ったとして、大阪府警サイバー犯罪対策課は21日、詐欺の疑いで、大手ゲーム開発・運営会社「エイミング」契約社員、宮口大介容疑者(23)=大阪市東淀川区豊里=を逮捕した。容疑を認めているという。ゲームの開発元がプレイヤーのユーザーアカウントを盗みそして売却していたという前代未聞の事件について、逮捕された容疑者はゲームプレイヤーの利用者情報が分かる社内の管理ツールを用いて何らかの手段でアカウントを盗み取り売却していたとしています。
産経WEST
通常、この手のアカウント不正入手は個人が設定したIDやパスワードを盗む方法、そして特に最近であればゲームの『引き渡しコード』を発行し、ユーザーごとに紐付けされているIDで乗っ取るという方法もあります。
今回は運営元の従業員が『昨年9月ごろから貴重なアイテムを持つ一定期間遊んでいない利用者を管理ツールで検索しアカウントを不正入手していた』としており個人では不可能な特殊な方法でユーザーアカウントを盗むという手口を行なっていたと考えられます。
何れにしても運営元が利用者のアカウントを盗み他人に売却し金銭を得ていたという国内外でも耳にしたことがない事態であり個人情報の取り扱いについても相当な疑問がある企業だと判断してよさそうです。
▼ログレスCM
『ログレス』こと、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』(運営元:株式会社 マーベラス)は2011年に正式サービスを開始したスマホゲーム向けゲームでダウンロード数は800万件を超えています。今回の逮捕を受けエイミングでは逮捕に関する内容を『お知らせ』として発表しているものの不正があったログレスのホームページでは記載がないという扱いになっています。