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海外の複数メディアによると中国企業がケニアで2015年より建設を始めたコンクリート製の橋について完成を前に倒壊するという出来事があったと報じています。

ケニアのニュースサイト『The Star』によると総工費は12億ケニアシリング(約13億円)で2015年より中国企業が建設を進めていたSigiri Bridgeという橋が突然倒壊し、負傷者が数十人でていると報じています。

Sh1.2 billion Budalang'i Sigiri bridge collapses days after Uhuru inspection | The Star, Kenya

記事によると倒壊したのは6月26日で6月14日にはウフル・ケニヤッタ大統領が視察に訪れており、事故はその後に発生していたといいます。またこの橋は2017年7月中旬にも完成予定だったとしています。
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この橋は2014年9月にカヌーを使い川を渡ろうとしていた9人が溺れるという死亡事故が発生したことを受け建設が始まったもので地域における学校や市場への人々の移動を容易にするということでウフル・ケニヤッタ大統領もプロジェクトを歓迎していたといいます。

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Record ChinaによるとSigiri Bridgeを中国の総合建設会社、中国中鉄の子会社の中鉄十局が建設を請け負っていたとしており、倒壊により27人が負傷してとしています。(参考)
中鉄十局によると「橋の建設は基準(建築基準)に準拠し作られた、倒壊は非常に珍しいことだ」、「私達の技術者は経験を積んでおり、なぜ橋が倒壊したのかは原因は分かっていない」とし、今後問題を解決した後橋の修復工事を行うとしています。

目撃者の話しとして崩れる前に中央部が揺れ始めていたと話しています。