昨年、数機種が投入されたVRヘッドマウントディスプレイ。その中でも有名なPC向け端末『Oculus Rift』が400ドル(約4万5600円)に値下げされると報じられています。
Facebookが、ハイエンドのVR(バーチャル・リアリティ)ヘッドセット、Oculus Riftの再値下げに踏み切る。VR市場では、台湾のHTCやソニーらが熾烈な競争を繰り広げている。 Facebookの子会社でVR技術の開発を行うオキュラスVR(Oculus VR)は今後6週間、Riftとタッチコントローラーのセット価格を600ドル(約6万8500円)から400ドル(約4万5600円)に値下げする。VRヘッドマウントディスプレイとは装着することでゲームなどの映像が360度3Dで楽しむことができるという装置です。もちろんこれだけでは動作することができず、今回値下げされたオキュラスVRでは処理性能が高いPCが必要です。
BUSINESS INSIDER JAPAN
▼VRヘッドマウントディスプレイを装着することでドライバー視点での映像を映し出すことができます。
現在販売されているVRヘッドマウントディスプレイは代表的なものとしてPC分野では『オキュラスVR』、そして『HTC Vive』があり家庭向けとしてソニーが販売しているプレイステーション接続型の『PlayStation VR』の3つが存在します。
これらVRの欠点として端末価格が高くオキュラスVR、HTC Viveとも販売当初は10万円代となっており普及の妨げとなっていました。
そこでオキュラスVRは普及しているPlayStation VRと同じような価格帯で供給することでPC分野では支持されているHTC Viveのシェアを奪還し、とりわけ価格が理由で購入を躊躇っていた人を中心に販売していくとしています。
ただ、肝心のVR対応・専用ゲームについて既に1000以上が供給されているもののそのほとんどは「つまらないもの」と言われており、実際のところは端末の値段ではなくゲーム側にもあるという問題は依然として解決されていません。
参考:この1年間でVRゲームを50本ほど遊んだので、VRの現状とか感想とか