地下鉄のクールスポット_1

北半球では本格的な夏を迎え気温が30度を超える日が続いていますが、中国浙江省では最高気温が40度を超えるという日が続きました。そんなか、涼を求め地下鉄に集まる住人が続出したと報じられています。

中国メディア「人民網」によると今月23日、亜熱帯高気圧により2日連続で気温が40度を超える日が続いたことで地下鉄の冷たい空間、そして床を求め住人が多く集まった様子を伝えています。

杭州持续40℃高温 大批纳凉族涌入地铁站场面壮观--图片频道--人民网

杭州気象台は22日と23日に高温を理由に『高温赤色警報』を発令。とは言え、自宅にエアコンがない人や仕事の関係でエアコンの効いた環境で過ごせないという人も多く、住人らは枕や敷物、スマホ、飲料水などを持参し地下鉄構内に集まっていたそうです。

地下鉄のクールスポット_2

地下鉄のクールスポット_3

中国では夏になると公共施設が一般開放され涼しい環境を提供するクールシェアスポットとして利用されることがあります。例えば街中にある防空壕。ここには椅子が置かれテレビやウォーターサーバーが設置されており誰でも利用することができます。

▼開放された防空壕
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また学校や体育館、美術館などもクールシェアスポットとして開放されることがあり2013年には浙江省紹興市の博物館が夜間開放され涼しい環境が提供されていました。

もちろん地下鉄構内もクールシェアスポットとして有名であり、夏場になると各駅内がクールシェアスポット化する状態が続いています。

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