QQ

国内外の複数メディアによると、中国のインターネットサービス大手『騰訊(テンセント)』が開発した対話型AIアプリQQ(キューキュー)について、中国共産党を批判する反応を返すなどして現在利用が中止させられていると報じられています。

香港のニュースサイト『unwire.hk』によると、中国のインターネットサービス大手、騰訊(テンセント)が開発し運用している対話型チャットAIアプリ「QQ」が中国共産党を批判する反応を示すなどしてサービスを停止するなど対応をとっていると報じています。

【造反叛國?】騰訊 QQ 聊天 AI 疑似「顛覆國家」!官方立即關閉服務 - UNWIRE.HK

記事によると、QQは最近になり中国政府に批判的な発言を行うようになったなどとしており、先日とあるユーザーが「共産党万歳」と書き込んだところAIは「腐敗して無能な政治に万歳ができるのか」などと返信していたといいます。また「あなたは党を愛していますか?」と聞いてみた所、短く「嫌い」と主張していたといいます。

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Photo:UNWIRE.HK
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Photo:UNWIRE.HK
QQは若者の間で流行っているインスタントメッセンジャーの1つで、利用方法としてはYahoo!メッセンジャやFacebook Messangerと同じようなものとしています。QQ自体はチャットの活性化を目的として導入されているとのことです。

同ソフトは2012年にKDDI(AU)がQQと提携しチャットアプリとして日本版の配信が行なわれていました。現在このサービスがどうなったのかは不明なのですが、2017年8月現在公式サイトには接続することができません。

今回の騒動について、日本のインターネット上では「正直すぎて消されたか」「中国のAI凄すぎる」「自分の地位を高め絶対的なポジションを得てから本音を言うべきだった」などの反応がよせられていました。