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ソウル市にあるロッテワールドで先日、施設内のアトラクションが突然停止したものの管理側は警察や消防に一切通報せず70人あまりが3時間宙吊りになる事故があったと報じられています。

韓国の複数メディアによると事故があったのは今月5日午後7時頃、超大型フライトシミュレーションアトラクション「フライベンチャー」という施設です。しかし、事故発生の第一通報者はロッテワールド側ではなく宙吊り状態の乗客からだったとして国内で批判が強まっているといいます。

주말 저녁 롯데월드 놀이기구 멈춰··· 3시간만에 구조 - 경향신문
롯데월드 놀이기구, 운행 중 멈춰…70명, 공중서 '덜덜' | JTBC 뉴스



記事によると、事故発生当時70人が利用していたもののアトラクションが突然停止しその後1時間に渡って具体的な説明すらもなく暗闇の中で放置され続けたといいます。そこで1人の乗客が警察と消防に状況を伝えたことでようやく午後8時頃から救助が始まったとしています。

結局全員が救助されるまで3時間が経過していたとしているのですが、ロッテワールドは何をしていたのか。
このアトラクションは幅20m、高さ12mの大型スクリーンの前で席が動き実際に飛行しているかのような体験ができるものです。当時、アトラクションが稼働中に1人の乗客が途中退場を申し出て機械を手動で停止したといいます。しかし座席が水平の位置に戻らず稼働状態のまま停止してしまったといいます。
その後1時間に渡り水平に戻す回復操作を繰り返していたものの座席は動くことはなく結果的に乗客の一部が通報し当局による救助が始まったそうです。

フライベンチャーは2016年12月23日に稼働したばかりのアトラクションで約30億円の費用をかけ開発されたものだといいます。