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2012年9月末に中国海軍に就役した空母『遼寧』。この空母は元は旧ソ連が建造した未完成のアドミラル・クズネツォフ級航空母艦「ヴァリャーグ」なのですが、今回は中国に渡り改装する前に撮影された貴重な画像を紹介していきます。

中国初の空母となった『遼寧』は旧ソ連により1985年12月に起工し1988年11月25日に進水した「ヴァリャーグ」が原型となっています。その後、ソ連が崩壊し。中国人で元軍人で実業家の徐増平氏がペーパーカンパニーを設立し『海上カジノとして購入する』として同艦の管轄下に置かれウクライナから2000万ドルで購入し曳航される形で中国に渡りました。しかし、海上カジノとして使用されることはなく中国軍が運用する空母として生まれ変わることになります。

こちらが先日CCTVが報じた遼寧の改装前の姿です。フジツボのようなものがびっしり付着している様子が確認できます。
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Photo:新浪网
4軸のスクリュープロペラ。
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Photo:新浪网
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Photo:新浪网
こちらは飛行甲板です。中央に穴のようなものが確認されるのですが、これはP-700「グラニート」(SS-N-19 シップレック)という長距離対艦ミサイルの発射管で甲板上に設けられていました。

▼同じ位置にP-700の発射管が確認できます。
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Photo:新浪网
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Photo:新浪网
ちなみに、この空母を偽装購入した徐増平氏によると2015年時点で空母を代理購入した1億2000万ドル(約132億円)分の費用が中国政府から支払われていないなどと伝えられています。

空母を偽装購入した中国人「政府から代金が支払われていない」と訴える : ZAPZAP!