
夜空に赤く輝く火星。この天体について夜になると吹雪のようなもの火星地表付近で発生していることが分かったとするシミュレーション結果を発表しています。
火星では、猛烈な吹雪が夜間にのみ発生するとの研究結果が21日、発表された。火星の天候に関する従来の理解を覆す結果だという。火星の天候をめぐってはこれまで、低くたなびく雲から降る雪が、強風がない環境のなか、ゆっくりとまばらに地面に降り積もると考えられていた。記事にかかれているように、実は火星では夜間に低温に晒された大気中の水蒸気が氷が雲となりゆっくりと降下し地表に到達することが局所的にあると考えられていました。
AFPBB News
しかし、マーズ・グローバル・サーベイヤーや現在も軌道上で観測を継続しているマーズ・リコネッサンス・オービターから得られたデータを解析しコンピューターシミュレーションを使用した結果、氷の粒子は2.4kmの降下に1時間はかかるとされていたところ、シミュレーションでは10分たらずで地表に到達する非常に激しい下降気流が発生していることが分かったとしています。
研究者によると、火星の吹雪で地球のように雪が降り積もるというイメージではなく霜のようなものが地表に作られる可能性があるとしています。
砂漠のような乾燥した火星の大地に雪が降るというのは信じがたい話しなのですが、2008年に火星地表に送り込まれた探査機フェニックスは火星の北極に着陸しており、観測結果として水氷の雲の下方で降雪の兆候の検出、及び降雪を確認していたそうです。
