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今月25日、徳島自動車道で路肩に停車中のマイクロバスに後方からトラックが衝突する事故が発生し高校生と運転手の2名が死亡する事故が発生しました。この時、事故発生1時間前からマイクロバスには高校生を載せたまま路肩に停車し続けていたとのことです。

今回の事故を受け衝突事故を起こしたトラックが所属する運送会社の社長は「(生徒らを)安全な場所に避難させておくべきだった」と今月26日に話していることが明らかになりました。運送会社の社長によると1時間以上も車内に生徒らをのせ停車し続けていたと説明しているのですが、一般論として高速道路上で車が故障した場合私達はどのような対応をとる必要がありるのでしょうか。


NEXCO 東日本によると、車両故障などの理由でやむを得ず停車する場合にはハザードランプや三角表示板、発炎筒を使用し後続車に合図し通行車両に注意しながら車から離れ、ガードレールの外などの安全な場所に避難してくださいとしてます。
お客さまへの大切なお知らせ|高速道路ご利用の方|NEXCO 東日本

またほとんどの車に搭載されていないと思われる三角表示板については日本国内の道路交通法によると、高速道路上でやむなく駐停車する場合は三角表示板を設置しなければならないという設置義務があります。



今回の事故では運転手らは生徒らをガードレールの外に避難させておらず極めて危険な状態に晒し続けていたことは間違いないのですが事故現場の写真をみたところ現場付近にはガードレールの上にさらにフェンスのような構造物があり外に出るには路肩を歩く必要があるなど避難が困難だった可能性もあります。また三角表示板には特に語られておらず設置はしていなかったものと考えられます。

何れにしても高速道路で停車した場合は追突事故が発生する可能性が高く、自身の安全は当然として追突する恐れのある後続車の人命を守るためにも、そしてトラブルを回避するためにも三角表示板は必ず搭載・設置することを心がけたいところです。