
アメリカで開発が進められているティルトローター機『V-280』について、先日その試作機と考えられる機体がテキサス州アマリロで初めて撮影されたと報じられています。
アメリカで2020年後半の実戦配備を目指し開発されているのはV-280 バローという機体なのですが、今月実施される予定の初飛行に向けたエンジンテストに向けた準備が確認されたと報じられています。
The Aviationist » Side View Of The First Bell V-280 Valor Next-Generation Tilt-Rotor Aircraft Prototype
現在米軍陸軍が運用する1,300機あまりの『UH-60ブラックホーク』及び、更に攻撃ヘリコプター『アパッチ』を最終的に置き換える計画が進められており、ベル・ヘリコプターおよびロッキード・マーティンが共同で開発している『V-280 バロー』もしくはシコルスキー航空機とボーイングが開発する『SB >1 デファイアント (S-97 レイダーの派生型)』のどちらかを採用する計画です。


ベル・ヘリコプターはオスプレイで知られるV-22や民間ティルトローター機として開発しているAW609を開発している企業です。V-280の特徴としては海兵隊が運用するV-22のように強襲揚陸艦に格納する必要がないため複雑な折りたたみ構造を搭載しておらず安価なティルトローター機とも言われています。
具体的な機体スペックは乗員4名(パイロット2名を含む)最大14人の兵士を搭乗させることができます。巡航速度520km/h、最高速度560km/h、最大飛行距離3,900km、戦闘行動範囲930~1500kmとなっており置き換えられるUH-60ブラックホークと比べ飛行速度は250km/h速く、1,700km遠くを飛行できる特徴があります。
搭載しているエンジンはゼネラル・エレクトリックのT64-GE-419で仮に片側のエンジンが故障し停止したとしてももう片方のエンジンから駆動軸を回し飛行することが可能です。
▼V-280のコックピット

同機は今年2月の段階で振動などの地上試験を行い9月にも初飛行を行うと報じられていたことから開発は順調に進んでいるものと考えられます。
The Aviationist » Side View Of The First Bell V-280 Valor Next-Generation Tilt-Rotor Aircraft Prototype
現在米軍陸軍が運用する1,300機あまりの『UH-60ブラックホーク』及び、更に攻撃ヘリコプター『アパッチ』を最終的に置き換える計画が進められており、ベル・ヘリコプターおよびロッキード・マーティンが共同で開発している『V-280 バロー』もしくはシコルスキー航空機とボーイングが開発する『SB >1 デファイアント (S-97 レイダーの派生型)』のどちらかを採用する計画です。


ベル・ヘリコプターはオスプレイで知られるV-22や民間ティルトローター機として開発しているAW609を開発している企業です。V-280の特徴としては海兵隊が運用するV-22のように強襲揚陸艦に格納する必要がないため複雑な折りたたみ構造を搭載しておらず安価なティルトローター機とも言われています。
具体的な機体スペックは乗員4名(パイロット2名を含む)最大14人の兵士を搭乗させることができます。巡航速度520km/h、最高速度560km/h、最大飛行距離3,900km、戦闘行動範囲930~1500kmとなっており置き換えられるUH-60ブラックホークと比べ飛行速度は250km/h速く、1,700km遠くを飛行できる特徴があります。
搭載しているエンジンはゼネラル・エレクトリックのT64-GE-419で仮に片側のエンジンが故障し停止したとしてももう片方のエンジンから駆動軸を回し飛行することが可能です。
▼V-280のコックピット

同機は今年2月の段階で振動などの地上試験を行い9月にも初飛行を行うと報じられていたことから開発は順調に進んでいるものと考えられます。