F-35B

3つの派生型が開発されているステルス戦闘機F-35。その中でも強襲揚陸艦などから短距離、垂直離着陸も可能なB型の開発が進められているのですが、先日アメリカの基地で爆装状態で空母ら飛び立つ短距離離陸試験が実施されました。

The Aviationistによると先月14日アメリカ東部、メリーランド州にある海軍基地でF-35Bによるスキージャンプを使用した短距離離陸試験が実施されました。



試験を行ったパイロットは元イギリス海軍・空軍出身で現在アメリカ在住のウィルソン氏です。映像では翼の先端にイギリスの赤外線誘導空対空ミサイル『AIM-132』、その内側の2つの兵装ステーションに精密誘導爆弾『ペイブウェイ』が確認できます。

現在アメリカ海兵隊が運用する強襲揚陸艦はスキージャンプは搭載されておらず、このような離陸を行うのはF-35Bを採用(予定)しているなかではイギリス海軍とイタリア海軍の艦艇のみとなっています。このようにF-35Bの発艦に関してはスキージャンプを使用するかしないかの違いがあります。以下の動画はアメリカの強襲揚陸艦で行われた試験でF-35Bでそのまま滑走する形で発艦します。


イギリス海軍向けのF-35Bは初号機が2012年4月月に初飛行し、イタリア海軍向けのF-35B初号機に関しては2017年にも初飛行する予定です。