image_36

国内外の複数メディアによると北朝鮮北部に位置する豊渓里(プンゲリ)で自然の揺れとは異なる人工の揺れが発生したとして、核実験が実施された可能性が高いと報じています。マグニチュードは韓国気象庁がM5.6、日本の気象庁はM6.1、中国地震局はM6.3とその10分後にM4.6、アメリカ地質調査所はM6.3を観測したと発表しています。

震源地 北緯41.35度,東経129.11度 (M4.6の地震は北緯41.21度、東経129.18度)

北朝鮮の規模は以下の通りです
2006年10月9日 マグニチュード4.9
2009年5月25日 マグニチュード5.3
2013年2月12日 マグニチュード5.2
2016年1月6日 マグニチュード5.0
2016年9月9日 マグニチュード5.3
2017年9月3日 マグニチュード5.6~6.3(推定値)

以下、TNT爆薬における爆発の推定値(カッコ内は使用原料)
1回目 1キロトン未満 (プルトニウム)
2回目 2~3キロトン (プルトニウム)
3回目 6キロトン (ウラン)
4回目 6キロトン (ウラン)
5回目 11~12キロトン (不明)
6回目 100キロトン(推定) (不明)

(参考、広島型原爆 15キロトン前後、長崎型原爆22キロトン前後)

USGS ShakeMap
参考:M 6.3 Explosion - 22km ENE of Sungjibaegam, North Korea

▼6回目の核実験と10分後に観測された地震のエリア
6回目の核実験と直後に観測された地震のエリア

2017-09-03 14:00
河野外相 北朝鮮が核実験と断定
中国地震局はM6.3の後に発生した10分後のM4.6は岩盤の崩落によるものの可能性があると発表
日本気象庁によると観測された核実験により発生した地震の規模は過去の少なくとも10倍程度大きいと発表

2017-09-03 14:50
菅義偉 官房長官 北朝鮮が核実験を行ったと断定

2017-09-03 15:30
北朝鮮国営、朝鮮中央テレビは6回目の核実験実施。ICBMに搭載するための水爆実験を行い成功したと発表。
以下は朝鮮中央テレビのライブ放送(ニコニコ動画)


2017-09-03 午後
韓国国防委員会は今回の爆発の規模は100キロトンと推定されると発表