アメリカの民間宇宙企業スペースXのCEOイーロン・マスク氏は自身のインスタグラム上で開発した宇宙服の全身の姿を初めて公開しました。
今回イーロン・マスク氏が公開したのは白と黒のカラーで頭にヘルメットを被るタイプの宇宙服です。この宇宙服は2017年8月23日に部分的なものを公開し、今回始めて全身姿が公開されました。
公開された宇宙服については『Space suit』そのまま『宇宙服』として紹介されているものの正しくは与圧服という位置づけで開発されたものと考えられます。これはスペースシャトルの搭乗員が着用していたオレンジの船内用与圧服と同じものであり船外活動用の『EMU:船外活動ユニット (Extravehicular Mobility Unit) 』とは異なるものです。
▼左:スペースシャトルにおける船内与圧服、右:船外活動ユニット(宇宙服)
この船内与圧服は宇宙空間で本格的な作業を行うようなものではなく宇宙船の打ち上げや帰還時など船内の空気が漏れ出すなど減圧に対応するというものであり、ロシアのソユーズ宇宙船で運用されている同種のソコル宇宙服(与圧服)は仮に船内が0気圧になったとしても与圧服の中は0.4気圧に保たてるようになっています。
スペースXによるとこの宇宙服を着用したドラゴン2による有人打ち上げを2018年6月以降に実施する予定です。また2018年はボーイングが開発した宇宙船も初めて試験されるなどスペースシャトル以降途絶えていたアメリカの有人宇宙船の打ち上げがようやく再開される年になります。
こちらがスペースXの宇宙服です。背後にはファルコン9ロケットで打ち上げる有人宇宙船『ドラゴン2』が映っています。
公開された宇宙服については『Space suit』そのまま『宇宙服』として紹介されているものの正しくは与圧服という位置づけで開発されたものと考えられます。これはスペースシャトルの搭乗員が着用していたオレンジの船内用与圧服と同じものであり船外活動用の『EMU:船外活動ユニット (Extravehicular Mobility Unit) 』とは異なるものです。
▼左:スペースシャトルにおける船内与圧服、右:船外活動ユニット(宇宙服)
この船内与圧服は宇宙空間で本格的な作業を行うようなものではなく宇宙船の打ち上げや帰還時など船内の空気が漏れ出すなど減圧に対応するというものであり、ロシアのソユーズ宇宙船で運用されている同種のソコル宇宙服(与圧服)は仮に船内が0気圧になったとしても与圧服の中は0.4気圧に保たてるようになっています。
スペースXによるとこの宇宙服を着用したドラゴン2による有人打ち上げを2018年6月以降に実施する予定です。また2018年はボーイングが開発した宇宙船も初めて試験されるなどスペースシャトル以降途絶えていたアメリカの有人宇宙船の打ち上げがようやく再開される年になります。