スナネコの子猫_1

海外メディアによると、北アフリカ モロッコに位置するサハラ砂漠でこれまで撮影されたことがなかったと考えられる野生のスナネコの赤ちゃんの撮影に成功したと報じられています。研究者は4年間スナネコの赤ちゃんを探し続けていたとのことです。

『イエネコ』サイズの顔に非常に大きい耳をもっている希少種スナネコ。生物学者GrégoryBreton氏ら率いる3人のチームは実に4年という歳月をかけ人類史初の野生のスナネコの子猫の撮影に成功したと報じられています。

Sand cat kittens caught on camera for first time in Moroccan Sahara | Metro News

GrégoryBreton氏によると撮影されたスナネコは生後6~8週間で母親の姿はなく食べ物を探しに行っていたのではないかと話しています。

スナネコは中東から北アフリカの砂漠や砂丘など乾燥した環境にのみ生息する種です。警戒心が強く夜行性であるため野生の成猫の姿ですら撮影することは極めて困難とされています。

スナネコの子猫_2

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成猫の体長は約50cm前後で体重は1.8~3.6kg。特徴として非常に大きな耳をもっており、足の裏は暑い砂から皮膚を守るためと砂に埋もれることを避けるため長い毛が生えています。この様に非常に貴重な種であり日本には1匹も飼育されていません。現在アメリカ、イスラエル、イギリスなど44の施設で174匹が飼育が続けられており、2014年時点で飼育環境下で734頭が生まれているものの40%が1年以内に死亡しています。