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みなさんも学校等で知能テストを一度は受けたことがあると思いますが、今回はよりシンプルにかつ短時間で名門大学の学生並の知能があるのか測ることができる問題を紹介していきます。

この問題は2005年にアメリカ経済学会が出版している『Journal of Economic Perspectives』に掲載された論文の中に書かれていた『認知反射テスト』というものです。

問題自体は中学生でも解けるような簡単なものになっており皆さんでも答えを導き出すことはできます。是非この問題を解いてみてください。

問題
1. バットとボールの合計の値段は1.10ポンドになりました。バットはボールよりも1ポンド高い場合、ボールの値段はいくらですか?
(『ポンド』は『円』『ドル』と同じイギリスの通貨単位です)

2. 5台の機械は5分で5つの製品を作れます。機械100台で100個の製品を作るには何分がかかりますか?

3. 湖に毎日2倍に増える『スイレンの葉』があるとします。スイレンの葉が湖全体を覆い尽くすのに48日かかりました。スイレンの葉が湖の半分を覆うまでに要した日数は?
残念ながらこの問題だけでは自身の知能がどのくらいなのかは数値として表すことはできないようです。ただ、確かなのは問題1についてはハーバード大学の学生であっても半数が誤った答えを導きだしていることが分かっているそうです。

またアメリカの名門大学の学生3,400人あまりを対象に3つの同じテストを行ったところ全問正解者はわずか17%だったとされています。

答えはこのページの下に掲載されているのでスクロールして答え合わせをしてみてください。


















答え
問題1. 0.05ポンド
多くの人が「0.1ポンド」と誤った回答をします。仮にボールが『0.1ポンド』だとしたら1ポンド高いはずのバットの値段は1.1ポンドです。計算するとどうでしょうか1.1ポンド+0.1ポンドで1.2ポンドになってしまいます。つまりバットは1.05ポンド、ボールが0.05ポンドでなければ値段があいません。

問題2. 5分
機械1台あたり5分で1つの製品を作れます。100台で100個の製品を作るには5分あれば作れることになります。

問題3. 47日
1日で2倍になる葉のスイレン。湖の大きさは関係なく48日で全体を覆ったのであれば、その半分を覆ったのは1日前の47日になります。

参考:全問正解は高IQ、解けなければ平均以下、あなたの知能は…!? MIT学生の正答率48%、たった3問の恐すぎる「知能テスト」