P3C

上空から主に潜水艦を探知・追跡また攻撃もできる航空機『対潜哨戒機』。韓国ではこの機体に搭載する衛星通信機器の開発を続けていたものの機体に搭載するには重すぎることが分かり開発が中止となったと報じられています。

韓国メディアSBSによると、今回問題が明らかになったのは『P-3 CK』という対潜哨戒機に搭載されるはずだった通信装置です。この通信装置は韓国の合同参謀本部が防衛事業庁や国防科学研究所が共同で開発していたもので当初、重量超過の問題は無いとして着手されたといいます。

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この端末は現在アナログ通信方式の軍事通信を使用したものからデジタル通信に変え敵国の潜水艦探知情報をリアルタイムで送信するためのものだといいます。その後、量産開始直前の段階のシステム開発に着手したのは2014年でした。しかし、その2年後(2016年)にこの端末は突然白紙撤回され開発が凍結されたといいます。

記事によると、2013年のレポートでは重量は『良好』と判断され開発が始まっていたといいます。しかし、試作品を開発してみると重量が重くなりすぎていることが分かり、構造上の問題なのかP-3 CKには搭載することが不可能なことが明らかになったそうです。
韓国の民主党議員によるとこの問題に対して誰も責任を取っていないと指摘しているといいます。また開発にあたって116億ウォンが(約11.5億円)が投じられたものの62億ウォン(約6億円)が返却されていないとのことです。

P-3


1950年代にアメリカのロッキード(現在のロッキード・マーティン)が開発した双発ターボプロップエンジンを搭載した対潜哨戒機です。日本や韓国、オーストラリア、カナダなど複数の国で採用されています。P-3Cは1975年より開発・製造がはじまった最新の発展型です。P-3はアメリカや日本では後継機が開発されたこともあり、老朽化から引退が進んでいるものの多くの国では主力哨戒機として就役し続けています。