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旅客機内へ持ち込みが制限されている様々な荷物。もちろん他人を殺傷するものは当たり前なのですが、韓国にある国内空港では今年、銃や実弾・刃物などを持ち込もうとして摘発される件数が急増していると報じられています。

韓国メディア『聯合ニュース』によると、仁川国際空港を含む国内14の空港で航空機内に銃器を持ち込もうとして摘発される件数が増加してることが明らかになったと報じています。

"항공기 내 총기반입 시도, 예년 1∼3건→올해 19건 급증"

これは国会国土交通委員会所属の自由韓国党の朴議員が仁川国際空港公社と韓国空港公社から提出された資料により明らかにしたもので集計した結果によると銃器の持ち込み件数は2014年~2017年9月までに25件あったとしています。
件数は少ないものの年度別に見ると2014年が2件、15年3件、16年が1件で今年は9月までに19件を数えており目に見えて増加していると指摘しています。

また銃器を含むそれ以外の安全保障のため機内への持ち込みが禁止されている物品の摘発件数としては2014年が673件、15年862件、2016年1,070件、今年9月までに656件と何れも増加傾向が続いているとしています。
摘発された品目は拳銃及び散弾銃など銃器が25件、実弾1,368件、刀剣類395件、スタンガンなどその他1,374件でした。

これが関連しているのかは不明なのですが韓国では昨年、銃や実弾の国内への不法持ち込みにより摘発された件数が2倍以上増えていることが明らかになっています。これは韓国関税庁の集計により明らかになったもので2016年に摘発された銃器と実弾類が約2,000件、刀剣類が約25,000件で2015年に比べ6%増え、摘発量は2.6倍に増加しているとしています。
同庁によると、背景としては韓国では近年サバイバルゲームを楽しむ人が増えており海外で模擬銃を持ち込み摘発される件数が増加しているとしています。