ファルコンヘビー

アメリカの民間宇宙企業 スペースXが開発しているファルコンヘビーという超大型ロケットに関して、今年11月の打ち上げ予定を延期し来月29日(現地時間)に実施すると報じられています。

Nasa SpaceFlishtが報じたところによると、ファルコンヘビーロケットに関して現在ケネディ宇宙センター第39複合発射施設(LC-39A)近くの水平統合施設内に中央のコアロケットと左右の補助ロケットを含む3体が発射に向けて保管されているとしており年末の打ち上げに向け調整が進められているとしています。

SpaceX aims for late-December launch of Falcon Heavy | NASASpaceFlight.com

記事によると今後予定としては12月下旬にファルコンヘビーロケットのスタティック・ファイア・テストという打ち上げ前の最終的な燃焼試験を行うとしておりその後本打ち上げを実施する予定です。


超大型重量貨物打ち上げ機 『ファルコンヘビー』は中央にファルコン9ロケット、左右にファルコン9の第一段を2基取り付けたような構造になっており打ち上げ能力は国際宇宙ステーションが周回しているような低軌道へ63.8トンです。

この打ち上げ能力はスペースシャトルの2.6倍、JAXAのH2Bロケットの3.8倍に匹敵し現在運用されているどのロケットよりも強力な打ち上げ能力があります。

ファルコンヘビー

12月実施される初打ち上げはデモフライトとなり先端には何も搭載せず打ち上げられます。今後の打ち上げは、2018年始めにサウジアラビアの通信衛星を2018年4月末に米空軍の人工衛星、さらに2018年末には民間人2人を月軌道に送り帰還させるという有人ミッションを行う予定です。