アイアンドーム_1

イスラエルが地上で配備している短距離防空システム「アイアンドーム」について、先日イスラエル軍はこれを艦艇に搭載し運用する試験を初めて実施しました。

Defense Newsによると先月27日、イスラエル空軍と海軍共同でサール5型コルベットにアイアンドーム迎撃システムを搭載した初の運用試験を実施したと報じました。



アイアンドームはイスラエルの軍事・防衛関連企業ラファエル社及び国防軍で開発されたもので2011年よりイスラエルに配備されています。これはパレスチナやレバノンから2000年から2008年で約8,000発の迫撃砲やミサイルを使用した無差別攻撃が繰り返され市民が死傷するという事件が相次ぎ開発されたもので地上付近(約7km)でミサイル迎撃する短距離防空システムとなります。

▼地上配備型のアイアンドーム
アイアンドーム_2

アイアンドームは配備後1700発以上の迫撃砲やミサイルを迎撃しておりイスラエルに打ち込まれた迫撃砲やミサイルの迎撃率は9割以上とされています。一方、迎撃に使用されているミサイル『Tamir』が1発300万円ほどするという理由もあり、現在レーザーで迎撃するシステムも開発されています。