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相次ぐ弾道ミサイルの発射、そして昨年から3回の核実験を行っている北朝鮮。予測不能な動きを加速させているのですが、中国の軍事専門家として有名な宋忠平氏が今後実施するであろう北朝鮮の動きを予想しています。

民間の衛星テレビ局フェニックステレビのコメンテーターでCCTVなど中国のテレビ番組に出演することが多い軍事専門家 宋忠平氏によると今月2日、今後北朝鮮は真の核戦争能力を実証するために個体燃料をベースとした潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)『北極星シリーズ』のミサイル発射を実施していくだろうと主張しています。

中전문가들이 본 北의 다음 목표는…"태평양 핵실험·SLBM 발사"

北朝鮮の固体燃料ロケットは2016年8月に北極星1を発射。それを地上発射型に改造した北極星2を2017年2月に発射しており射程2,000km以上の北極星3の開発を続けていると見ています。特に北極星2と3はアメリカ本土を対象とはしておらず日本及び西太平洋地域にある米軍基地を狙ったミサイルになると推定しています。

▼北極星2
北極星2

なぜ、液体燃料ロケットシリーズではないのかという疑問については火星15についてはより大型化していることもあり発射準備には50分程度要すると考えられています。そのため北朝鮮のミサイル技術は発達しているものの発射時間に関してはまだ問題があるとしており、短時間にいつでも発射可能な個体燃料ロケットの開発に力を入れるとしています。

また中国の動向としては宋忠平氏によると今後遼寧省に弾道ミサイルを迎撃できるとするHQ-19を配備するととしており、中朝国境地域にはレーダーシステムの配備は終えていると説明しています。また中国が北朝鮮を核保有国を認めているのではないかとする主張については「北朝鮮に核保有国と認めた場合、日本の核兵器開発も容認するしかなく朝鮮半島の非核化政策は絶対に変えることはない」とも述べています。