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車社会となっている現代。アメリカでは数十年前に比べ交通事故による死者数は大幅に減ったものの年間3万人以上が亡くなっています。しかし、最近この減少傾向が鈍りを見せ増加に転じているそうです。なぜ死亡事故が増えてしまったのでしょうか。

衝突を防ぐ機能などを搭載した半自動運転車などが街を走るようになり、クルマの安全性はこれまでになく高まっている。しかし、米国ではここ2年ほど、死亡事故が増えている。その一因は景気の回復にあるという。

WIRED.jp
車の性能は数十年前よりも高くなり衝突を防止する様々な装備が標準搭載されるようになりました。一方でアメリカでは交通死亡事故が増加している理由について、可能性の一つとして景気回復により浮かれた人が事故を起こし死亡していると言われているそうです。

記事によると米国道路安全保険協会の研究者の話として「景気がよくなると、人々は頻繁にクルマを運転するようになり、それぞれ違った理由で別々の場所へ赴きます。真夜中に見知らぬ土地でのパーティに出かけることは、クルマで通勤するのとはわけが違います。ハイな気分でドライヴするのはリスクが高いのです」としています。

参考-2 欧米諸国の交通事故発生状況|平成29年交通安全白書(全文) - 内閣府
欧米諸国の交通事故発生状況

本当に景気により交通事故件数が増減するのか。諸説あると考えられるもののこの手の研究者によると景気回復と死亡事故件数に因果関係があるのではないかというのは昔から知られていることだといいます。

景気が良くなり浮かれた人が交通事故を起こしているのではないかというのは仮説にすぎないものの、人が車で旅行などをすればするほど交通事故が増えるというのは間違いないと考えられます。
1ヶ月もしないうちに年末、そして新年を迎えることになるのですが移動が重なる事が多いこの年末年始は自身がこのような統計のデータに入ってしまわないよう車の運転には注意したいところです。