image_58

北朝鮮の核兵器開発及び弾道ミサイル開発が急速に発達し近い将来軍事衝突が発生する可能性が懸念されているのですが、一方で韓国にいる日本人を含めた外国人の避難について韓国政府はアメリカ以外とは一切協議に応じていないことが明らかになりました。

米国の軍事行動などに伴う朝鮮半島有事にあたり各国が自国民を避難させる非戦闘員退避活動(NEO)について、韓国政府が米国以外とは各国軍の活動に関する協議を拒否していることが15日、分かった。このため日本政府は、自衛隊の航空機と艦艇の活用に向け、カナダやオーストラリアなど有志連合で韓国政府と協議する検討に入った。

産経ニュース
2017年韓国に長期滞在している日本人は3万8000人、旅行者などを含めると5万人近いとも言われているとのですがこれらが日本人を含む有事の際と外国人の避難について軍隊による大規模な避難活動NEOというものがあるのですが、韓国政府は現在アメリカのみ協議行っている一方、日本を含むその他の国とは協議すら拒否し続けているとしています。

韓国では不安定な北朝鮮を抱えた状態でオリンピックを控えており多くの外国人が韓国を訪れることが予想できるのですが仮に北朝鮮との何らかの軍事衝突が発生した場合、具体的にどのように避難を行うのかそれすらも話し合われないという実態が明らかになりました。

このような態度を取る理由については様々指摘されているのですが、NEOの協議自体を「北朝鮮に対する武力介入を考えている」というカードとして使うのではないかというものや、NEOの協議が進めば「韓国は危険な国」という認識を海外に与えてしまい控えているオリンピックや韓国経済に影響を与える可能性があるという問題です。

いずれにしても協議すらも行われていない現状では韓国にいる日本人の救助は自衛隊が直接韓国に入り救出するということは韓国側により拒否されており日本はこれを行うことできないということは認識しておく必要があります。