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ティラーソン米国務長官が今月12日「前提条件無しで対話してもいい」などと発言したことについて、「北朝鮮は挑発行為の停止を続ける必要がある」と前提条件を設ける求め事実上の発言の修正を行っていることが明らかになりました。

北朝鮮の核兵器開発に関してロシアや中国が対話を求めている一方でアメリカや日本は対話よりも圧力をかけると時だと主張し続けておりテロ支援国家に再指定した他、更なる経済制裁を発動しています。一方で先日ティラーソン米国務長官は「(対話の内容は)天気の話であってもよい。いったん前提条件無しで会おう」など対話のための前提条件は不要だという趣旨の発言を行っていました。

틸러슨 대북 발언 '유턴'…"'전제조건 없다' 발언 빠졌다"

しかし、ティラーソン米国務長官の発言はトランプ大統領を含む複数の主要参謀から怒りを買っていたともされており、国連安全保障理事会の会合では「対話が始まる前に、北朝鮮は挑発行為の停止を続ける必要がある」などと従来どおりの主張を繰り返すことになったとしています。

北朝鮮は会合で「我々の核兵器保有は米国の脅威や脅しから、我々の主権、存在する権利、発展などを守るために不可欠な自衛の方法だ」と発言しており、核及びミサイル開発の正当性を主張しています。これまでの対応から考えても少なくとも北朝鮮側から核兵器や大陸間弾道ミサイルを手放すことはほぼゼロと見てよさそうです。

ティラーソン国務長官は「軍事的な衝突を望まない」と外交的な解決を望む姿勢を見せているのですが、軍事的解決なのかそれとも外交的に解決できるのかは北朝鮮の今後の次第で変わるということになりそうです。