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韓国のヒュンダイ自動車など一部車種に搭載されている自動変速機について、突然5段に固定されたり停車後の発進で正常な変速が行われないなど不具合が確認されました。この問題は既に無償修理が実施されていたものの再び問題が発生しています。

韓国メディアによるとヒュンダイ自動車やキア自動車が販売している一部車種に搭載された同じ8段自動変速機について、走行中に突然5段に固定されたり変速が正常に行われない不具合が発生していると報じています。

한국일보 : 경제 : 그랜저 IG에 탑재된 현대기아차 8단 변속기는 ‘문제?’

記事によると、この不具合は現代自動車のオーナーらが集まるネット掲示板で今年4月頃から同様の不具合を訴える内容が多く書き込まれこの問題に対応するため今年9月からは該当車の無償修理が実施されていました。

原因についてはミッションオイルが上昇し停車状態から加速するという状況下で変速機内の油圧の異常により変速機が5段に固定されてしまうというものです。そのため問題を改善するため油圧制御ロジックの変更を行う改修を実施していました。

しかし、修理された後の自動変速機でも同様の問題が発生することがわかりその原因が全く別のトランスミッション異常感知インピーダンススイッチやスピードセンサー等からの信号異常が入力されることで自動変速機が5段に固定されてしまうとしています。この5段に固定されるという動作についてはメーカーによると最も負荷の少ない5段に固定するというセーフモードに入るためという趣旨の説明をしているそうです。

この自動変速機を搭載しているヒュンダイ自動車『グレンジャーIG(그랜저 IG)』は今年1月に販売開始されたばかりの車種です。しかし、納車から1週間しか経っていない車からオイル漏やベルト類の劣化などエンジンに不具合が確認されエンジン交換ではなく新車と交換するという対応を行っていました。