ゲーマー

やめたくてもやめれない、ついには日常生活よりもゲームを優先してしまうという『ゲーム中毒』などと呼ばれる状態について、世界保健機関『WHO』は精神疾患に登録する予定であると報じられています。

明らかにおかしいゲームスコア。スマホゲームをはじめとしたオンラインゲームの成績を見ては「丸一日ゲームに張り付いているんじゃないか」という桁違いなスコアを出し続けているプレイヤーを見たことはないでしょうか。

Gaming disorder to be named a mental health condition for the first time | The Independent

イギリスの科学紙ニューサイエンティストによると、WHOが来年発表するICD-11という国際疾病分類第11回改訂版で新しい診断を加えるとしており、その一つとしてGaming Disorder(ゲーム障害)があります。これは正式に決まったわけではないものの、改定案の草案ではゲーム障害という状態を精神障害として今後扱うする予定であるとしています。

草案によると日常生活よりもゲームが優先してしまう場合にゲーム障害と診断することができるとしており、WHOの中毒関連の責任者によると世界各国の医療スタッフはゲーム障害を重要な問題として扱わなければならないと主張しています。ゲーム障害については以前から精神疾患として扱ってはどうかという意見が医療界では存在していたといいます。
ただ、アルコール依存症のようにただのお酒好きの人と依存症患者が異なるように、ゲーム障害もただのゲーム好きの人とは異なり、健康を害するほど影響が出た場合に障害があると診断されるとしています。

来年発表されるこの改定版については実に28年ぶりとのことです。