韓国2階建てバス事故

韓国が昨年導入したばかりの2階建てバスについて、市内を走る鉄道の高架下を通過することができず衝突する事故事故が連続して発生していると報じられています。

韓国メディア『聯合ニュース』によると先月26日午後18時50分頃、ソウル市の堂山駅に近い鉄道の高架下で、2階建てバスが衝突し乗客23人のうち21人が負傷し病院に搬送される事故があったと報じました。

고가도로에 끼이고 고장 나고…불안불안한 2층버스



毎日運行しているバスがこの日に限って衝突事故を発生させたのか。警察関係者によると本来であればこの高架下は通らず迂回することになっていたものの何故かこの下を通過したことが分かりました。このバスは正規ルートから1kmほど外れた地点を走っていたこともあり、取り決められた規則を破り運行していました。

▼2017年9月にも発生した衝突事故


2階建てバス事故が同様の事故を起こすのはもちろん初めてではなく、この場所に限っても導入後1年あまりで3回発生させています。その為、2017年9月に発生した事故後に事故を防止するため2階建てバスに限り迂回ルートが決められていたもののこれが守られておらず通過しようとして事故を起こしていたと考えられます。バスの運転手は一般のバスと2階建てバスを交互に運転しており、勘違いから通過しようとして事故を起こすことも考えられるとのことです。

ソウル市の近郊12都市区間で運行している韓国初の2階建てバスで通勤時間帯の混雑解消のため導入されました。車両は高さは4m以下にしなければならないという法律があり特注バスを海外から輸入。そのためバスの高さは4mとなっているのですが、高架下の高さは3.5mしかありませんでした。
またこのバスについては冷暖房が故障し動かない問題や換気用の窓が突然落下し外れるなど重大な欠陥があるとして国内でも注目を集めていました。