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韓国の複数メディアによると、今月4日韓国の排他的経済水域(EEZ)に侵入した複数の中国漁船が拿捕し取り調べが行われていた仲間の船に意図的に体当たりし韓国側から警告射撃を受けていたことが明らかになりました。

今月4日午前9時40分頃、韓国の南西部に位置する全羅南道沖65kmの地点で中国国旗「五星紅旗」を堂々と掲げた漁船が不法操業の取り締まりで拿捕した船に体当たりする事件があったと報じています。

나포 어선 뺏으려 돌진한 中 어선들 '아찔'…실탄 발사


記事によると、当時海上警察は違法操業を行っていた中国の漁船2隻を拿捕し隊員による捜査が行われていたといいます。しかし、これを見た他の中国漁船が仲間の船を取り戻そうと突進し衝突してきたとしています。

海上警察側は警告放送を繰り返したものの状況は改善することはなく、最終的に実弾射撃の許可が降りK-2小銃とM-60機関銃を使用し合計450発を発射したとのことです。その後、違法操業を行っていたと考えられる仲間の船は逃走したとしています。
木浦海洋警察署は拿捕した漁船2隻の船員20人を逮捕し取り調べを進めています。

韓国では近年同様の事件が多発しています。2017年12月19日には韓国の排他的経済水域に接近しようとしていた50隻あまりの中国の漁船に警告を繰り返したものの無視する形で侵入。そのうち6隻が海上警察の艦艇に接近してきたことを受け警告射撃を実施しました。しかし撤退することはなく大型警備艇4隻を向かわせ200発あまりの警告射撃をしたことでようやく立ち去っていました。