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アメリカの宇宙開発企業、ブルー・オリジンが来年にも実施しようとしているのは民間企業による宇宙旅行です。既に複数回の試験が続けられ開発は既に大詰めを迎えているのですが、今回は昨年12月に宇宙船内部から撮影した映像を紹介します。

アマゾンの創始者であるジェフ・ベゾス氏が代表を務めるブルー・オリジンが計画しているのは『クルーカプセル』という円錐型の宇宙船を打ち上げサブオービタル、弾道飛行による宇宙旅行です。

ブルー・オリジンは現在の計画では2018年にもブルーオリジン社員が乗り込み初の有人打ち上げを実施し。これを数回実施するなどして2019年にも商業打ち上げを実施します。


こちらの映像は昨年12月に打ち上げられた宇宙船『クルーカプセル 2.0』内部から撮影されたものです。クルーカプセルには6つの座席とそれぞれに幅70cm、高さ110cmの大きな窓を搭載。乗員は打ち上げから落下まで窓の外を見れるように配置されています。

今回の飛行では98.2kmまで上昇しており、全飛行時間は11分あまり。実際の民間人を載せた宇宙旅行も高度約100kmの飛行を予定していることから、映像とほぼおなじ時間の宇宙旅行となります。有人宇宙飛行に使用される宇宙船はこれに改良を加えたクルーカプセル 3にて実施されます。



こちらが同じ打ち上げを外部から撮影したものです。打ち上げに使用されているロケットは『ニュー・シェパード 3』と呼ばれており、実際の有人宇宙飛行に使用されるロケットはこれに改良を加えたニュー・シェパード2018+と言われているものになります。

現在、宇宙旅行の旅費等は一切発表されておらず今後の有人飛行で何回宇宙船が再利用できるかなど調査したうえで発表されるものと考えられます。