
アメリアの民間宇宙開発企業、スペースXが開発した超大型ロケット『ファルコンヘビー』に関して現地時間来月6日、フロリダ州から打ち上げると正式な発表がありました。このロケットは現在世界で運用されている大型ロケットの2倍以上の打ち上げ能力があります。
スペースXのCEO、イーロン・マスク氏によると自社が開発したロケット『ファルコンヘビー』初号機について2018年2月6日、フロリダ州にあるケネディ宇宙センター 第39A発射台から打ち上げると発表しました。
▼第39A発射台(LC-39A)に立つ打ち上げ前のファルコンヘビー

ファルコンヘビーは超大型重量貨物打ち上げ機というタイプのロケットで、打ち上げ能力は国際宇宙ステーションが周回している低軌道に63トンの貨物を一度に打ち上げることができます。この量は現在世界で運用されている大型ロケット、ロシアの『プロトンM』やアメリカの『デルタⅣヘビーロケット』の2倍以上、JAXAの『H2B』の3.8倍という規模になります。
初号機の打ち上げについては開発が発表された2011年時点で2013年に初打ち上げを行う予定となっていたものの、5年あまり遅れた来月の打ち上げとなりました。
同ロケットは今月、スタティック・ファイア・テストという打ち上げ前の予行のようなものが行われており、打ち上げスケジュールからも試験は特に大きな問題が見つからず終了することができたものと考えられます。
▼スタティック・ファイア・テストの様子
ファルコンヘビーが打ち上げられる第39A発射台は人類を月に送ったサターンVロケット、その後の宇宙開発を支えたスペースシャトルの打ち上げに使用されたアメリカの宇宙開発を象徴する発射台です。スペースXはこの発射台を20年間借り上げる契約をしており、ファルコンヘビー打ち上げ用に改修され打ち上げを迎えることができました。
Aiming for first flight of Falcon Heavy on Feb 6 from Apollo launchpad 39A at Cape Kennedy. Easy viewing from the public causeway.
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年1月27日
▼第39A発射台(LC-39A)に立つ打ち上げ前のファルコンヘビー

ファルコンヘビーは超大型重量貨物打ち上げ機というタイプのロケットで、打ち上げ能力は国際宇宙ステーションが周回している低軌道に63トンの貨物を一度に打ち上げることができます。この量は現在世界で運用されている大型ロケット、ロシアの『プロトンM』やアメリカの『デルタⅣヘビーロケット』の2倍以上、JAXAの『H2B』の3.8倍という規模になります。
初号機の打ち上げについては開発が発表された2011年時点で2013年に初打ち上げを行う予定となっていたものの、5年あまり遅れた来月の打ち上げとなりました。
同ロケットは今月、スタティック・ファイア・テストという打ち上げ前の予行のようなものが行われており、打ち上げスケジュールからも試験は特に大きな問題が見つからず終了することができたものと考えられます。
▼スタティック・ファイア・テストの様子
ファルコンヘビーが打ち上げられる第39A発射台は人類を月に送ったサターンVロケット、その後の宇宙開発を支えたスペースシャトルの打ち上げに使用されたアメリカの宇宙開発を象徴する発射台です。スペースXはこの発射台を20年間借り上げる契約をしており、ファルコンヘビー打ち上げ用に改修され打ち上げを迎えることができました。