
今月7日、スペースXが打ち上げた超大型ロケット『ファルコンヘビー』に関して、打ち上げ速度を超過してしまい予定していた軌道への投入ができなかったと報じられています。写真は打ち上げられた電気自動車。
日本時間7日早朝、フロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げられた民間企業スペースX『ファルコンヘビー』ロケットに関して、搭載されていた電気自動車を火星周辺軌道に送り込むという目標は達成できなかったと報じられています。
SpaceXのロケットで宇宙を旅するスターマンは「スピード違反」で目的地の火星を通り過ぎてしまうことが判明 - GIGAZINE
記事によると今回の打ち上げに関してサイドコアやセンターコアと呼ばれている補助ロケットや中心にあるロケットの燃焼や切り離しは成功、続いて第二段を燃焼し加速することに成功しました。その後、第二段は一旦燃焼を終了し、地球を周回させ火星周辺軌道を目指す再点火を6時間後に実施したものの、燃焼時間が長過ぎたことで予定されていた飛行速度を超過してしまったそうです。
現在、第二段と搭載されていたテスラ社の電気自動車は分離されており減速したり軌道を修正することはできません。そのため、電気自動車は火星周辺軌道を通り越し、その外側にある小惑星帯まで行ってしまうとしています。

こちらが、スペースXのCEOイーロン・マスク氏から発表された電気自動車の今後の予想進路です。このように火星の周回軌道に送り込むことはできませんでした。
今回の打ち上げに関して、「打ち上げは成功なのか、失敗なのか」という点については、何を目的としていたのかで判断されると思います。「電気自動車を火星周辺軌道へ送り込むこと」という目的があった場合は打ち上げは失敗です。一方、今回の打ち上げは『試験打ち上げ』としています。この電気自動車も人工衛星を模したダミーペイロードであるため単純に「宇宙にモノを打ち上げる」とした場合は打ち上げは成功です。
このあたりは判断が難しいところなのですがなぜ燃焼時間が長くなりすぎたのか、今回明らかになった問題は今年6月に予定されている同ロケットによる人工衛星の打ち上げに活かされることなります。
SpaceXのロケットで宇宙を旅するスターマンは「スピード違反」で目的地の火星を通り過ぎてしまうことが判明 - GIGAZINE
記事によると今回の打ち上げに関してサイドコアやセンターコアと呼ばれている補助ロケットや中心にあるロケットの燃焼や切り離しは成功、続いて第二段を燃焼し加速することに成功しました。その後、第二段は一旦燃焼を終了し、地球を周回させ火星周辺軌道を目指す再点火を6時間後に実施したものの、燃焼時間が長過ぎたことで予定されていた飛行速度を超過してしまったそうです。
現在、第二段と搭載されていたテスラ社の電気自動車は分離されており減速したり軌道を修正することはできません。そのため、電気自動車は火星周辺軌道を通り越し、その外側にある小惑星帯まで行ってしまうとしています。

こちらが、スペースXのCEOイーロン・マスク氏から発表された電気自動車の今後の予想進路です。このように火星の周回軌道に送り込むことはできませんでした。
今回の打ち上げに関して、「打ち上げは成功なのか、失敗なのか」という点については、何を目的としていたのかで判断されると思います。「電気自動車を火星周辺軌道へ送り込むこと」という目的があった場合は打ち上げは失敗です。一方、今回の打ち上げは『試験打ち上げ』としています。この電気自動車も人工衛星を模したダミーペイロードであるため単純に「宇宙にモノを打ち上げる」とした場合は打ち上げは成功です。
このあたりは判断が難しいところなのですがなぜ燃焼時間が長くなりすぎたのか、今回明らかになった問題は今年6月に予定されている同ロケットによる人工衛星の打ち上げに活かされることなります。