ストライカー装甲車

無人航空機が多く飛び交い、偵察から攻撃まで行われる時代になりましたが、米陸軍は2021年までを目標に主力戦車『エイブラムス』と同等の攻撃能力のある無人戦闘車両を開発すると報じられています。(写真はストライカー装甲車)

Military.comによるとアメリカ陸軍訓練教義集団の発表として2020年~2021年の期間を目処に無人戦闘車両の技術デモンストレーションを構築し、初の試験を計画していると報じています。

Army to Test First Robotic Combat Vehicle by 2021 | Military.com

記事によると、開発されるのは戦車砲を搭載した一般的な戦車や装甲車サイズの車両と考えられ攻撃力はエイブラムス戦車並としています。

特徴はその重量でエイブラムスは1両約80トンあるのに対し開発される無人戦闘車両は僅か25トン。これは装輪式自走砲M1128 ストライカーMGSよりも6トン程度重いものの、大型の輸送機を使えば一度に3~4両を展開させる能力があるということになります。
この重量から考えるとストライカー装甲車と同じような装輪装甲車タイプの無人戦闘車両になるものと考えられます。

▼重量約80トンのM1A2エイブラムス戦車。開発されるのはこの1/3程度の重量となる
M1A2

▼105mm砲を搭載した重量18トンのM1128 ストライカーMGS。開発されるのはエイブラムス戦車と同等の120mm砲を搭載している。
ストライカー装甲車_1

またこの無人戦闘車両は半自立無人戦闘車両になるとしており、これまで戦車では慎重になっていたような戦闘の場面では有効に活用されていくという説明がされています。