ペットボトルなどプラスチックは資源ごみとして日頃から分別、回収されています。これら回収された資源ごみは再生されていると思いきや、実はその大半が燃やされているのはご存知でしょうか。今回は関連するサイトの資料から紹介していきます。
地域ごとに異なるものの一般的にプラスチックなどの資源ごみは『燃やせるゴミ』とは別に回収されています。そのため、資源ごみは必ず再生され再び私達が利用できる形となると思っている方も多いと思うのですが、調べてみると実はそうではないことがわかります。
資料:一般社団法人プラスチック循環利用協会
こちらが家庭や企業から回収されたプラスチックゴミがどのようにリサイクルされているのか推移を示したものです。例えば2015年は回収されたプラスチックゴミの83%がリサイクルされ、再製品化されていると思いがちなのですが、実は違います。
一方でサーマルリサイクルとはプラスチックゴミを燃やすときに出た熱を一部回収し発電などに利用するというものです。サーマルリサイクルは欧米ではリサイクルには分類されていないといいます。
そしてケミカルリサイクルは化学的に分解させることで例えば液体燃料やガス燃料、またコークス、水素として生まれ変わらせるものです。最近ではペットボトルがケミカルリサイクルされており再び製品として利用されています。
単純にマテリアルリサイルクを見た場合、2015年における実質的なリサイクル率は僅か27%程度しかありません。しかもマテリアルリサイルクルに関しては古紙ジャーナルによると「全体の70%が輸出によるもので国内における利用率はわずか60万トン(30%程度)」だと指摘しています。
これら数値については、リサイクルをどのように判断するのかで誤差があるものと考えられるのですが、マテリアルリサイクル率(+ケミカルリサイクル?)が50%以上となっている欧州や韓国と比べると低くなっています。もちろん欧州のマテリアルリサイクル率が日本のように海外に輸出することで高い数値を維持しているという考え方もでき、その点は詳しく調べる必要があります。
従って、2015年における推定される日本国内の純粋なリサイクル率はマテリアルリサイク61.5トン(国内処理率3割)、ケミカルリサイクル36トンとなり廃プラの915トンのうちわずか14.8%しか行われていません。
引き取ってもらっている資源ごみが正しくリサイクルされているのか。お住いの地域ではどのようなリサイクルがされているのか調べてみるのも面白いかもしれません。
資料:一般社団法人プラスチック循環利用協会
こちらが家庭や企業から回収されたプラスチックゴミがどのようにリサイクルされているのか推移を示したものです。例えば2015年は回収されたプラスチックゴミの83%がリサイクルされ、再製品化されていると思いがちなのですが、実は違います。
リサイクルという言葉ひとつでも『マテリアル』『ケミカル』『サーマル』の3つの方法があります。私達が一般的にリサイクルとして想像するのはマテリアルリサイクルです。これはモノからモノに生まれ変わり再利用するという方法になります。
一方でサーマルリサイクルとはプラスチックゴミを燃やすときに出た熱を一部回収し発電などに利用するというものです。サーマルリサイクルは欧米ではリサイクルには分類されていないといいます。
そしてケミカルリサイクルは化学的に分解させることで例えば液体燃料やガス燃料、またコークス、水素として生まれ変わらせるものです。最近ではペットボトルがケミカルリサイクルされており再び製品として利用されています。
単純にマテリアルリサイルクを見た場合、2015年における実質的なリサイクル率は僅か27%程度しかありません。しかもマテリアルリサイルクルに関しては古紙ジャーナルによると「全体の70%が輸出によるもので国内における利用率はわずか60万トン(30%程度)」だと指摘しています。
これら数値については、リサイクルをどのように判断するのかで誤差があるものと考えられるのですが、マテリアルリサイクル率(+ケミカルリサイクル?)が50%以上となっている欧州や韓国と比べると低くなっています。もちろん欧州のマテリアルリサイクル率が日本のように海外に輸出することで高い数値を維持しているという考え方もでき、その点は詳しく調べる必要があります。
従って、2015年における推定される日本国内の純粋なリサイクル率はマテリアルリサイク61.5トン(国内処理率3割)、ケミカルリサイクル36トンとなり廃プラの915トンのうちわずか14.8%しか行われていません。
引き取ってもらっている資源ごみが正しくリサイクルされているのか。お住いの地域ではどのようなリサイクルがされているのか調べてみるのも面白いかもしれません。