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不正プログラムを実装し排ガス規制を回避していたフォルクスワーゲン。大問題となった大企業の不正に関してこれまで搭載を一切否定してきたBMWが先日、不正プログラムを実装していたことを認めました。

2015年、ドイツの自動車メーカー『フォルクスワーゲン』の車種に厳しい環境基準をクリアする目的で特殊な処理を行うソフトが搭載されていた欧州の排ガス不正問題。同様の問題はダイムラー・ベンツ、そしてBMWについても噂されていたのですが、BMWが一転し不正を認めたと報じられています。

BMWも排ガス不正か 独誌報道「当局に認めた」 - 産経ニュース

BMWはフォルクスワーゲンの排ガス不正問題発覚以降、公式声明として『BMW グループは、いかなる排出ガス試験においても、不正な操作を行うことはない。私たちは各国の法的要件を遵守し、それぞれのマーケットで必要とされる全ての試験基準を満たしている』などとし、これらの疑惑を否定していました。(参考)

しかし、国内外の複数メディアによるとドイツ輸入当局がBMWの車両を購入し調べる抜き打ち検査を行った結果、今月22日の時点で不正ソフトの搭載を認めたとしています。これに関してBMWは誰かが不正目的でプログラムを作りインストールしない限り入ることがないソフトを「誤って搭載された」「意図的ではない」など苦しすぎる言い訳をしています。

「誤って搭載された」と主張するソフトはディーゼルエンジン車に排ガスの浄化機能を不正に操作するものとしており、詳細は不明なのですがBMWが行っていた排ガス不正とほぼ同じものと考えられます。

欧州の排ガス不正問題

2015年に発覚した排ガス不正問題が現在どのような進展があったのかは調べきれていないのですが、当時報じられていた内容をまとめると、アメリカで設けられているディーゼル車に対する厳しい環境基準をクリアする目的で検査時に限りエンジンなどを特殊な動作をするソフトが意図的に組み込まれていたというものです。

EPA(米環境保護庁)によると、この不正ソフトは排ガス試験を行う場合に限りエンジンの出力を低く抑えることで、排気ガス中に含まれる環境汚染物質の量を少なくしていたと考えられるとしています。このソフトはEPAの実験環境条件を自動検出するために実験環境の走行スピードをはじめ、ハンドル操作の位置を判断しこれを作動させいていたとしており、環境汚染物資のNOx(窒素酸化物)の排出量は普段私達が使った場合の排出量の実に1/40にまで下げていたとしています。
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