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ボーイングが開発している艦上無人空中給油機『MQ-25 スティングレイ』について、地上施設にて試験を行っている様子が初めて公開されました。

史上初の艦上無人空中給油機として開発が発表され、機体形状が明らかになったのは昨年末。今年1月には動画が公開されたものの全体が映っている映像は含まれていませんでした。今回ようやく全体が分かる写真が公開されました。

外形可供我军借鉴!美海军MQ25无人机持续上舰训练_高清图集_新浪网

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こちらが最近公開された写真になるのですが、手前に映っている黄色ジャケットを着たカタパルトオフィサーがいることから、予想では地上の空母を模した施設での射出試験もしくはタキシングなど離陸離着陸前の試験が実施された時のもの考えられます。

中国メディアによるとMQ-25 スティングレイは2018~2019年には空母への配備を実施する(正しくは運用試験?)としており、給油機となっているように海軍では同じく空母で運用する有人機への給油が主な任務となります。

MQ-25については過去に発表された内容によると、米海軍が運用しているF/A-18E/F スーパーホーネットという戦闘攻撃機であれば給油を行うことで戦闘半径を830kmから1,300km以上に延長することができるとしています。またMQ-25は空母から930km飛行し4機~6機に合計6,800kgの燃料を補給する能力が求められていると言われています。

今回の写真が公開されたことで近々地上施設で何らかの試験を行っているMQ-25の姿が映像で登場するものと考えられます。