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アメリカが開発した最新鋭のバージニア級攻撃型原子力潜水艦について、最近ゲーム機で有名なXBoxのコントローラーで操縦する機能が搭載されたと報じられています。

潜水艦では初と考えられるゲーム機のコントローラが搭載されたのはバージニア級原子力潜水艦の15番艦コロラド(SSN-788)です。もちろんXBoxのコントローラーで潜水艦を操縦するのではなく、扱うのはカメラです。

バージニア級原潜には『非船殻貫通型潜望鏡』という従来の光学式の潜望鏡ではなくデジタルカメラで撮影した映像をディスプレイ上に表示するというタイプが搭載されており、このカメラの操作をゲーム機のコントローラーで行います。

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装置を開発したのは航空軍事大手のロッキード・マーティンで、従来はジョイスティックを用いたシステムを採用していたのですがコントロールパネル一式のもので約427万円するといわれていました。これを数千円で買えるコントローラーを用いることでより安価に運用することができます。
また潜望鏡の操作を行う乗組員らの評判も良かったとしており、ロッキード・マーティンによると「短時間で操作を覚えることができ直感的に操作が行えるようになった」と話しています。

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▼バージニア級原子力潜水艦の潜望鏡
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