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ファルコンロケットの打ち上げなど、民間宇宙開発企業として注目されているスペースXが計画しているのは衛星インターネット計画「スターリンク」です。先日、この事業に関してアメリカ連邦通信委員会(FCC)の承認が得られ実行に移されることになったと報じられています。

2016年11月、スペースXがアメリカ連邦通信委員会(FCC)に対し合計4,425機の人工衛星の打ち上げ許可申請を行いました。あまりに桁違いな量の人工衛星打ち上げ計画は一体何に使用するのか注目されていたのですが、合わせてこの衛星を使用し全地球上でインターネットを利用できるようにするという次世代インターネット網の構築が明らかになりました。

今回FCCにより承認を得たというのは2016年に申請した4425基分の人工衛星の打ち上げについてで、これを報じた国内メディアによると『SpaceXの名称でサービスを提供している「Space Exploration Holdings, LLC」に対し、4425基の非静止人工衛星を建造し、展開することで、衛星を使って通信する業務「固定衛星業務」を世界中で運営する認証を行ったことを発表しました。』と報じられています。

▼2月に打ち上げられたスターリンク試験衛星
Starlink テスト衛星

気になる今後の計画はどのように行われるのでしょうか。まず、スペースXは既にこのインターネット網を構築する通信衛星の試験機を今年2月に打ち上げており送受信の試験を行っています。その上で、初の人工衛星は2019年に打ち上げ予定しており、以降まずは800機を打ち上げインターネットの運用を開始します。その後の計画ではおよそ2,000基を今後6年以内に打ち上げ、合計で4,425基を打ち上げ安定した通信や地球規模のインターネット網を構築します。

スペースXによると4,425基は高度1100kmに送り込まれるものの、追加で高度320kmの地球低軌道に7,518基を追加打ち上げするとしており、合計11,943基体制にすることを計画しているとしています。

スペースXによると地球により近い高度で人工衛星を維持させることで遅延(レインテンシ)が25ms~35msほどの安定した通信が可能になると想定しています。また1人あたり(1契約あたり?)1Gpbs(1,024Mbps)の帯域保証型超高速接続が可能だと主張しています。
この手のインターネットはソフトバンクやFacebookなども計画しているものの規模や通信速度はスペースXには遠く及ばないと考えられます。スペースXがは自前で人工衛星を打ち上げることができるという他社には無い強みがるため、この手の競争で勝利することは間違いないと考えられます。
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