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工場から排出された赤い汚水。中国で最近汚水が農業用水に流れ込み、その水で育った野菜に関して農家が食べずに「売った」などと発言していたことが問題視されていると報じられています。

近年報じられる事が少なくなった中国の環境汚染。今回報じられたのは河北省寧晋県に流れ出した赤い排水なのですが、なんとその水で育てた野菜について農家が食べるのを心配し「全て売った」などと発言し批判を浴びているといいます。

河北宁晋县一工厂污染致“红水浇地”村民:粮食我们也不吃,都卖了_搜狐新闻_搜狐网

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記事によると、この地域では昨年冬に建設された化学工場から排出されたと考えられる汚水により地下水が汚染され、そこから組み上げらた水を農地の水として利用されていました。少くとも工場が建設されて以降、汚染水が確認されており問題が発覚する3月末まで農地で作られた野菜が出荷され続けていました。

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現場を取材した記者によると、農家は赤い水の成分が入った野菜を口にするのを恐れており自身は「食べていない」と話した上で「(野菜は)全て売った」などと話していました。この問題は中国のネット上でも話題になり、化学工場以外も野菜を出荷し続けいてた農家にも批判の声が多く寄せられていたといいます。

ちなみに、報道後直ちに中国当局の調査が入ったとしており、化学工場が有害物質を地下水に流すなどの違法行為が確認されたとして工場の3人を拘束したと発表しました。