天王星_1

太陽系から7番目の惑星、天王星に関して最近発表された新たな研究として天王星の大気に硫化水素が含まれることが観測の結果分かったなどと報じられています。人類による天王星の近距離からの観測はボイジャー2号により1回だけでしか行われていません。

最遠の惑星でもなく土星のような立派な輪があるわけでもない惑星、天王星。この天体は海王星と同じく『天王星型惑星』などと呼ばれており、水とガスを主体とする氷惑星です。また未だに謎が多い惑星なのですが、オックスフォード大学のパトリック・アーウィン教授らの観測により、天王星の大気に硫化水素が含まれていることが直接の観測により明らかになったとしています。

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記事によると、研究チームはハワイのジェミニ天文台(直径8メートル)を使用し、天王星の雲から反射した光の波長を分析、そこから分光法測定という方法により大気に硫化水素が含まれていることを直接観測することに成功しました。

▼ジェミニ天文台
ジェミニ天文台

天王星は1986年1月にボイジャー2号が8万km付近から十数時間観測を行っただけでどのような大気になっているのかなど詳細は明らかになっていませんでした。天文学者らはその大気に他のガス惑星と同じようにアンモニアや硫化水素も含まれているのではないかと予想はしていたものの、距離という壁があり詳細な観測はされていなかったといいます。

▼地球と天王星のサイズ
天王星

太陽系における惑星を包む大気についてはその惑星が形成されたされた温度や太陽との距離等に左右されることが分かっており、今回の観測は天王星や他の惑星がどのように形成されたのかヒントになる発見になりました。