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海外の複数メディアによると、現地時間3日午前シリアにあるロシア空軍基地から飛び立ったSu-30SM 1機が間もなく墜落し乗員2名が死亡したと報じられています。

墜落事故があったのはシリアの北西部に位置しラタキアという都市に近い地中海です。墜落した機体はザイシリアのロシア空軍基地『フメイミム空軍基地』を飛び立ったマルチロール機 Su-30SMです。

ロシア国防省の発表によると2名のパイロットは死亡したと伝えており、バードストライクなど何らかの原因でエンジンが停止した可能性があると声明を発表しています。
こちらが現地で撮影された墜落直後と考えられる写真です。

海外メディアによると、墜落した地点はフメイミム空軍基地の滑走路から南に1マイルほど離れた沿岸の街の付近です。ロシア国防省はパイロットらは「最後までジェット機を制御するため英雄的な行動を見せた」などと発表しています。
機体については「飛び立った直後に墜落した」と伝えられており撃墜されたというものではないとしています。基地に配備されている部隊に関してはロシア空軍でも指折りの隊員により構成されているとされています。

Su-30SM
Su-30SMは2012年3月に初飛行を終えた新しい機体です。ベースとなったのは『フランカー』で知られるSu-27の複座型Su-27UBです。
Su-30、これがロシアの戦闘機だ! : ZAPZAP!