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北朝鮮国営の朝鮮中央通信は17日、米韓の空軍の演習を理由に南北高官級会談を突然中断したことについて新たな声明として「(韓国との)対話は容易に実現しない」とした上で、韓国当局者に対して「無能の集まり」「人間のクズ」などと痛烈な批判していると報じられています。

国営朝鮮中央通信(KCNA)が17日に英語で発表した声明として「南北高官級会談が中止に至った深刻な状況が解決しない限り、韓国側との対話は容易に実現しない」という趣旨の声明を発表していると報じられています。

北朝鮮「無知無能な集団」韓国をののしる(日本テレビ系(NNN)) - Yahoo!ニュース

国内メディアでは放送禁止用語になるのか記載はされていないのですが、韓国側の対応について「韓国の国会が北朝鮮最高指導部の尊厳と体制を傷つけるのを容認した」などとしており、韓国当局者については英語で「人間のクズ」という表現を用いて痛烈に批判しています。

そもそも南北高官級会談が中止となった理由は米韓の合同空軍演習である「マックスサンダー」行ったところ北朝鮮の態度がこれまで通りの猛反発する姿勢を見せました。ただ、平昌五輪後に行った合同軍事演習では北朝鮮が認める主張をしており、問題視はされていませんでした。
しかし、これを理由に北朝鮮側は一方的に南北高官級会談を中止。朝鮮中央通信は「先月末に南北首脳が署名した板門店宣言への違反だ」などと主張を展開しました。そして新たに声明としてこのような内容を発表したというものになります。

最近北朝鮮の態度が急変した理由については明らかになっていないものの、少なくとも金正恩委員長が2度目の中国訪問を行った後であり、この会談で「何かがあった」という指摘が多くされています。

今後の北朝鮮の動きとしては今月23日から25日の間にアメリカ、イギリス、ロシア、ロシア、中国そして韓国の報道機関を現地に招いたうえで核実験場の坑道を爆破すると発表しているものの予定通り行われるかは現時点で不明です。