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アメリカの民間宇宙開発企業スペースXは初となる宇宙船『ドラゴン』の最新の開発状況と宇宙船の写真を公開しました。予定では今年12月にも宇宙飛行士を載せた試験が行われる予定です。

宇宙開発企業のスペースXを率いるイーロン・マスク氏は、宇宙飛行士の輸送に使われる「有人型ドラゴン(ドラゴン2)」の画像を公開しました。

スペースXやボーイングはNASAとの契約の元、国際宇宙ステーション(ISS)へと宇宙飛行士の輸送を行います。以前に投稿された動画では、その船内のまるでジムのような洗練されたデザインが公開され、さらにスペースXによる宇宙服のデザインも公開されました。

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ファルコン9ロケットやファルコンヘビーロケットで有名なアメリカのスペースX社。この企業は現在国際宇宙ステーション補給機としてドラゴン補給船を運用している他、この技術を用いた有人版の『ドラゴン』(正しくは『ドラゴン2』)宇宙船の開発を続けています。

これはNASAと契約し国際宇宙ステーションに人員を輸送するというもので、スペック上ではスペースシャトルと同じく乗員数は最大7名となっています。このドラゴン宇宙船は過去数年にわたり開発が進められており過程で形状は同じながらも名称の変更や外見の一部変更などいくつか仕様変更が行われています。その中でも2018年5月現在の最新の外見が発表されました。

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こちらが同社のCEOイーロン・マスク氏のツイッターに投稿されたドラゴン宇宙船です。記事によるとNASAの施設内で撮影されたものでEMI(電磁妨害)の試験が行われたときのものだとしています。

ちなみに下の紹介している写真は2015年時点のドラゴン宇宙船です。
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現在の予定では初の無人打ち上げ試験を2018年8月に行いその評価の元、問題がないと判断されれば2018年12月に初めて宇宙飛行士を載せて打ち上げが行われます。

ドラゴン宇宙船はロケットで打ち上げ後、以下のような方法で国際宇宙ステーションにドッキングします。

こちらは3年前に作られたもので参考程度になるのですが、特に最後の着陸に関しては現在はパラシュートを使用した着水に変更されており、少なくとも数年間は陸上へ着陸は実施されないと考えられます。