ネッシー

イギリス、スコットランド。ネス湖に存在するとされるのはネッシーという未確認動物です。これはビッグフットやイエティーと同じように日本ではUMAを代表する動物として知られています。そのネッシーについてネス湖の数箇所でサンプルを採取し環境DNA調査を実施することが決定したそうです。

もし本当にいるとすれば、英国スコットランドで最も有名な動物は、ネス湖にいるというネッシーだ。今回、科学者チームが、ネス湖の水に含まれているDNA断片の配列を片っ端から決定することで、この湖にネッシーがすんでいる(あるいはすんでいた)かをめぐる論争に決着をつけようとしている。

NATIONAL GEOGRAPHIC
この研究を現在実施中なのは遺伝子学の専門家ニュージーランド、オタゴ大学のニール・ジェメル氏率いる国際研究チームです。記事によると環境DNAという最新の技術で調査を行うため今年4月からネスの数箇所でサンプルの回収を実施しており、今年6月にも水からDNAの抽出を行うとしています。

環境DNAとは例えば川や池、湖など僅かな水を採取することでそこに含まれる動物由来の例えば皮膚や糞などからDNAを分析し、どの動物がどの程度いるのかを明らかにすることができるという画期的な技術になります。
特に水中ではどこのにどのような生き物がいるのか調査が難しくとされています。一方で環境DNAを使用することで生き物を傷つけることなく、生息環境を一切荒らすことなく、どこにどの程度生物がいるのかを広範囲を調べることができる特徴があります。ただ、採取された水については例えば池のようなところであれば採取された場合、採取した地点から最大でも半径250m程度に生息する生き物しか見つけ出すことができません。

その上で、今回採取されたネス湖の水にこれまで登録された塩基配列2億(塩基対は260兆)を超えるデータベースから未知のDNAが確認されればネス湖には何らかの謎の生物がいるということが科学的にわかります。

ネッシー_1

ネス湖にいるいわれるネッシーは既に絶滅している海生爬虫類の首長竜とされているものの、撮影されてきた写真はほとんどが作りモノであることが既に発表されています。特にこちらの写真。これまでテレビなどでも散々ネッシーの写真として報じられてきたものの、模型とおもちゃの潜水艦で作った偽物であることが撮影者の関係者の証言で明らかになっています。