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最近、韓国で注目されているのは放射性ラドンという自然由来の放射性物質です。これが様々な日用品から出ていたことで社会問題になりつつあるのですが、山間部を中心に水質検査が実施されたところ基準値を超える放射性ラドンが検出されたと報じられています。

韓国の複数メディアによると、先月29日韓国の環境部は地下水を生活用水として使用している小規模水道で水質検査を実施したところアメリカの基準(放射線ラドンの基準値と考えられる)148Bq/Lを超える箇所が796個所あったとしています。検出された具体的な線量については書かれていません。

침대에 이어 ‘수돗물’에서도 1급 발암물질 ‘라돈’ 검출됐다

記事によると今回行われた検査は国が水質基準として新たに放射性ラドンを含む3種を追加し合計で32種を監視項目としたためです。つまり、これまでは放射性ラドンは監視項目には含まれておらず野放しになっていました。

記事によると、水質検査が行われたのは都市部に水を供給している大規模な浄水場から供給されている水道ではなく、過去10年間の放射性ラドンが含まれやすい花崗岩地帯を中心に地下水を使用している小規模水道の4,736箇所としています。小規模水道については主に山間部の小さい村などで住民が使用する水道水になります。

なぜ、今まで放射性ラドンについては検査基準が設けられていなかったのか。環境部の職員の話として「地下水に含まれるラドンは空気を注入することで除去することができるためこれまで監視項目には入っていなかった」などと主張しています。

同様の水道水における放射性ラドンについては韓国メディア『デイリー環境』などが昨年11月に国内の農村地域を含む地下水の小規模な給水施設全体の17.7%からアメリカ基準を超える放射性ラドン及びウランが検出されていたと報じています。その数値は203.6μgとしており、日本の指針値の約100倍、アメリカ基準の約6倍以上という数値でした。

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