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軍事大国を始め複数の国が保有している核兵器について現在は地上を含めた大気圏内、及び宇宙空間での核実験はいずれも禁止されています。一方で地下核実験については禁止されていないのですが、ロシア国防省の局長によると実はこれら地下核実験を巧みに隠す方法があると語っています。

核実験の管理に詳しいロシアの軍事専門家が、海外では核爆発を隠す開発が洗練されていっていると指摘した。これを受けて、ロシアではこうした出来事の監視メソッドが発展している。ロシア国防省特別管理局の局長、イーゴリ・トカレフ大佐がスプートニクのインタビューで語った。

スプートニク
地下核実験というと地面が激しく揺れ地盤が陥没するという映像がネット上でも公開されていますが、実はこのような目でも分かるような核実験を実施するのではなく、近年は様々な手法を用いて隠すという技術が発展していると主張しています。

▼一般的な地下核実験


具体的な方法として局長によると、核兵器の威力そのものを最小限にする方法や、より深いところで核実験を行うことで世界で観測される地震波をおさえる方法が今後用いられる可能性があるとしています。

その上で、このような核実験は現実に行えるのかという点については「技術的には可能。現時点で容易に行なえ改善もされている」という趣旨の発言をしています。そのため例えば日本のように毎日どこかで地震が発生するような地域での核実験を追跡を困難とする方法も含まれているなどとしています。