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極超音速で飛行する砲弾を200km以上先の目標にまで飛ばす電磁レールガン。現在、アメリカでは艦艇に搭載するタイプが開発されていますが、車両に搭載する陸軍版電磁レールガンについてプロトタイプを開発していくと報じられています。

海外の軍事系メディアによると、これは今年3月にゼネラル・アトミックスは米陸軍と車両搭載型の電磁レールガンを開発する3年間の契約を交わしたなどと報じています。今後いくつかのプロトタイプを開発しその評価を行っていくとしています。

US Army Awards General Atomics a Contract to Develop Railguns - The Firearm BlogThe Firearm Blog

ゼネラル・アトミックスはこれまで3メガジュール、32メガジュールの電磁レールガンをこれまで開発しており最近は小型の10メガジュールの電磁レールガンを開発していたといいます。


具体的にどのような運用が行われるのかについては、電磁レールガンは地上ターゲットを破壊する以外にも「航空機からロケット砲、巡航ミサイルなど様々な脅威に対して対応可能兵器で既存の陸軍システムに統合することで現在の機能を補完することができる」などと話しています。

また有効射程はGLMRSという227ミリM31誘導ロケットシステムの約2倍(約120km)程度になるとしており、一発あたりの運用コストが安く素早い攻撃も行えると主張しています。