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今年4月中国人観光客を乗せた北朝鮮のバスが事故を起こし乗員乗客32人が死亡した件に関して、人民軍所長ら4人の関係者が銃殺されたと韓国メディアが報じています。

韓国メディア『ペンアンドマイク』によると、東亜日報が北朝鮮内部消息筋の情報として2018年4月22日金剛開発総会社(KKG)所属のバスが中国人団体観光客27人と乗務監視団17人がそれぞれ乗った2台路面凍結で相次いで交通事故を起こし32人の中国人及び北朝鮮人が死亡した事故に関して、関係者トップらが銃殺されたと報じています。
銃殺されたのは人民軍所長で金剛開発総会社(KKG)総社長とされる人物とKKG政治局長ら2名を含むとしています。

北, 中관광객 버스 사고 문책… 4명 총살하고 軍 수뇌부 물갈이 - 펜앤드마이크

この事故は北朝鮮開城から平壌に戻っていた観光バス2台(KKG所属の中国製バス)が相次いで道路脇に転落、横転するなどし北朝鮮の関係者4人を含む32人が死亡。当時バスに乗り合わせていた観光客は『抗美援朝勝利65周年記念紅色団』で、事故原因は降雨と低温で路面が凍結したことによるスリップ事故と考えられています。
事故後金正恩委員長が直接病院に訪れ、特別列車を手配し見送るなど異例な対応をしていることでも注目されていました。

今回銃殺されたKKG総社長については北朝鮮最高の栄誉とされる努力英雄の称号を与えられた人物だったと言われています。

また最近、北朝鮮軍の序列1~3位にあたる人民武力相らが相次いで入れ替えられた件についてもどうやらこの事故に原因がある言われており、情報については信ぴょう性が高いとしています。